メルカリで出品されている商品を見ると、ノークレーム・ノーリターンと書かれたものがあります。
そんなノークレーム・ノーリターンについて
- 一体何を表すもの?
- 返品やクレームができないの?
- 返品したい時にはどうすればいい?
とお悩みではないでしょうか?
そこでこの記事では、メルカリにおけるノークレーム・ノーリターンについて深掘りして解説していきます。
具体的には、
- メルカリにおけるノークレーム・ノーリターンとは?
- ノークレーム・ノーリターンと書かれた商品の返品・返金方法
- 相手が返品に応じない場合の対処法
についての解説です。
この記事を参考にすれば、仮にノークレーム・ノーリターンと書かれた商品に問題があった場合でも、返品・返金ができるようになります。
メルカリにおけるノークレーム・ノーリターンの意味
メルカリにおけるノークレーム・ノーリターンとは、「購入後の商品に問題があったとしてもクレーム・返品に応じない」という意味です。
メルカリではノークレーム・ノーリターン以外にも、下記の言い回しをしていることがあります。
- NC:ノークレームの略
- NC:ノーキャンセルの略
- NR:ノーリターンの略
- 3N:上記3つをまとめたもの
そんなノークレーム・ノーリターンの記載は、実はメルカリで禁止されている行為なんです。
ノークレーム・ノーリターンの記載は違反行為
メルカリでは、ノークレーム・ノーリターンの記載を禁止しており、違反した場合にはペナルティーがあります。
記載箇所、投稿箇所にかかわらず、商品に問題があっても返品に応じないという記載をすることを禁止します。
違反を確認した場合は取引キャンセル・商品削除・利用制限となる場合があります。
引用:メルカリガイド
メルカリでノークレーム・ノーリターンの記載をした場合、取引のキャンセルはもちろん、メルカリの利用を制限される可能性もあります。
一部のユーザーは、禁止されているノークレーム・ノーリターンの記載をしていますが、絶対に真似をしないようにしましょう。
ノークレーム・ノーリターンが禁止されている理由
メルカリでノークレーム・ノーリターンの記載が禁止されている理由は、詐欺罪になりかねないからです。
例えば、商品に傷があることを承知していながら傷がないといって販売し、その後のクレーム・返品は受け付けないとしたら、れっきとした詐欺ですよね?
そのため、仮に商品説明にノークレーム・ノーリターンの記載があったとしても、商品に問題があれば返品・返金が可能ですよ。
ノークレーム・ノーリターンの商品に問題があった場合の返品・返金方法
メルカリでノークレーム・ノーリターンの記載がある商品に、なんらかの問題があった場合の返品・返金方法を解説していきます。
返金・返品前の確認項目
返金・返品をするにあたって、以下の項目を確認しておく必要があります。
- 受け取り評価をした後なのか?
- 送料をどちらが負担するのか?
- 相手も返金・返品に応じる姿勢を示しているか?
この確認をしておかないと、返品・返金がスムーズにできないので、必ず確認しておくようにしましょう。
受け取り評価をした後なのか?
メルカリの仕組み上、商品が到着した後の受け取り評価をした場合では、返品・返金が難しくなります。
というのも、受け取り評価をした時点でメルカリの取引が完了し、メルカリ運営が介入できないからです。
受け取り評価の後では返品・返金を当事者同士の話し合いで進めなくてはならず、場合によっては相手が返品・返金に応じないこともあります。
そのため商品状態の確認は、必ず受け取り評価の前に行うようにしてください。
相手も返金・返品に応じる姿勢を示しているか?
メルカリの取引をキャンセルできるのは出品者だけなので、返品・返金には出品者と購入者双方の同意が不可欠です。
そのため出品者に事情を説明して返品・返金に応じてもらう必要があります。
届いた商品に問題があるのは出品者の責任ですが、ことを荒立てないためにもなるべく丁寧な文面を心がけましょう。
送料をどちらが負担するのか
商品を返品するにあたって送料がかかります。
この送料をどちらが支払うのかを話し合っておくことで、スムーズに返品ができます。
ちなみに送料を支払うのは、商品の返品が必要になった理由から、どちらに責任があるのかを話し合い、責任がある方が支払うのが一般的です。
例えば、
- 商品が偽物
- 届いた商品が破損していた
- 写真・説明にない傷があった
といった場合なら出品者側に責任があるので、送料を支払うのは出品者となります。
さらに、返品の際に匿名配送のメルカリ便は利用できないので、出品者の住所を聞いておくようにしましょう。
どのようにメッセージするかはこの記事をご参考にしてください。
返品・返金の手順
メルカリでノークレーム・ノーリターンの記載がある商品に、なんらかの問題があった場合の返品・返金の手順を紹介します。
- 返品・返金の了承を得る:購入者
- 返品・返金を了承する:出品者
- 出品者に商品を送り返す:購入者
- 商品到着後に出品者が取引のキャンセル申請をする:出品者
- 取引のキャンセル申請に同意する:購入者
- 取引のキャンセルが完了して返金:メルカリ運営
先程の確認事項と重複する部分もありますが、上記の手順で返金が可能です。
また、返金されるタイミングは、利用した支払い方法によって異なります。
支払い方法 | 返金のタイミング |
クレジットカード | 取引キャンセルから最長2ヶ月後 |
キャリア決済 | 契約内容によって異なる |
コンビニ/ATM | 取引キャンセルと同時に |
メルペイ残高払い | 取引キャンセルと同時に |
メルペイスマート払い | 取引キャンセルと同時に |
クレジットカード払いとキャリア決済の場合には、返金までに時間がかかることがあります。
中でも、キャリア決済は携帯の契約内容によって返金のタイミングが異なるので、気になる方は契約しているキャリアに問い合わせるようにしましょう。
ノークレーム・ノーリターンなどを理由に返品に応じない場合の対処法
メルカリユーザーの中には、ノークレーム・ノーリターンの記載があることを理由に返品に応じない人もいます。
そんな時の対処法としては、メルカリの規約でノークレーム・ノーリターンの記載が禁止されている主旨を伝えるのが有効です。
中にはメルカリガイドで禁止されていることを知らないユーザーも存在するので、メルカリガイドのリンクを送ってあげるようにしましょう。
また、話し合いをしても相手が返品に応じない場合は、メルカリ事務局に問い合わせましょう。
メルカリ事務局への問い合わせは、下記の手順でできます。
- メルカリを開く
- 「マイページ 」を選択
- 「お問い合わせ」を選択
- 「お問い合わせ項目を選ぶ」を選択
まとめ
今回は、メルカリにおけるノークレーム・ノーリターンについて解説してきました。
ノークレーム・ノーリターンはメルカリでよく見かけますが、実はメルカリによって禁止されている行為です。
そのため、購入した商品にノークレーム・ノーリターンの記載があったとしても、従う必要がありません。
仮に商品に問題があった場合には、今回紹介した手順で返品・返金の手続きを行うようにしましょう。