「WEBデザイナーになりたいけど、どんなパソコンが必要?」
「ノートパソコンとデスクトップはどっちが良い?」
という悩みがある方向けに、今回はWEBデザインの仕事を行うために必要なパソコンスペック、ノートとデスクトップはどっちが良いのかを解説して、WEBデザイナーにおすすめのパソコンをいくつか紹介します。
WEBデザイナーにとってパソコンは大事な仕事道具で、作業効率つまりは収入に直結する重要なアイテムです。
パソコン選びで失敗してしまうと、快適に仕事を行えなくなってしまうので、ぜひこの記事を参考にして、最高の仕事道具を探してみてください。
また、記事後半ではパソコンをなるべくお得に購入する方法も紹介しています。
WEBデザインに必要なパソコンスペック
WEBデザインに必要なパソコンは、以下のスペックを総合的に判断する必要があります。
- CPU
- GPU
- メモリ
- ストレージ
- OS
- モニターサイズ
決して高いパソコンだから良いとか、有名メーカーのパソコンだから良いという訳ではなく、この各スペックが総合的に良いパソコンを選ぶのが大切です。
CPU
CPUはパソコンの処理能力を決めるもので、パソコンの脳といったイメージです。
CPUの性能が低いパソコンを選んでしまうと、処理能力が追いつかずに、快適に作業できなくなる可能性があります。
WEBデザインの仕事ではUIデザインツールや、画像加工ツール、イラスト作成ツールといった複数ツールを活用します。
複数ツールを活用すると、それだけ高い処理能力が求められるので、WEBデザイナーは必然的にCPUの性能が良いパソコンを選ぶのがおすすめです。
WEBデザイナーはデザインツール以外にも、将来的にコーディングを行うためのツールを使う可能性があるので、CPUはIntel core i5もしくはcore i7以上を選ぶのがおすすめです。
今後新しいWEBデザインツールが登場して、推奨CPUがcore i7以上になる可能性もあるので、予算に余裕があれば、なるべく上位スペックで購入しましょう。
GPU
次にGPUはグラフィック用のCPUのことで、WEBデザインを行う方にとって重要な要素です。
GPUの性能が良いパソコンは、映像を綺麗かつ滑らかに表示でき、繊細な画像加工やイラスト作成を行う際に役立ちます。
GPUはあらかじめCPUに内臓されているものと、CPUに内臓されていない独立GPUがあります。
独立GPUを搭載するには別途費用が必要なので、なるべくCPUに内臓されているタイプを選ぶことをおすすめします。
メモリ
メモリは同時に複数ツールを使用するWEBデザイナーにとって重要な要素で、できれば16GB以上もしくは32GBのメモリを選ぶことがおすすめです。
CPUがパソコンの脳で、メモリはパソコンの作業スペースのようなイメージです。
メモリ容量が大きければ、作業スペースが大きく、同時に複数ツールやアプリを起動しても、快適に作業できます。
以下で解説するストレージは後から増設できますが、メモリは後から増設しにくいので、迷ったのであれば、なるべくメモリ容量の大きいものを選んでおけば安心です。
ストレージ
ストレージはパソコンのデータを保存できる容量のことで、メモリ容量と勘違いしがちですが、全く異なるものです。
ストレージにはSSDとHDDの2種類があり、SSDは高速で動作して、データの読み書きを快適に行えます。しかし価格は高くなります。
次にHDDはSSDより読み込み速度は遅くなりますが、大容量で価格が安い特徴があります。
WEBデザインの仕事を行っていると、納品したデザインデータを一定期間保存しておく責任があるので、容量をたくさん使ってしまいます。
パソコン本体のストレージだけでは、保存できるデータ量に限界があるので、後から外部ストレージを購入して保存するようにしましょう。
パソコン本体のストレージは高速のSSDを選択して、容量は予算に合わせて選んでみてください。
後から増設できるので、無理に容量を増やす必要はありません。
OS
WindowsとMacのどちらのパソコンが良いのか悩んでいる方は多いかと思いますが、結論、どのOSでもWEBデザインの仕事は行えます。
それぞれメリットがあるので、簡単に紹介します。
まず、Macを利用するメリットは以下の通りです。
- プログラミングに使用しやすい
- iPhoneユーザーは使用しやすい
- Windowsをインストールできる
- WEBデザイナーで使用している方が多い
WEBデザイナーはデザインだけでなく、コーディングまで行うことが多いのですが、Macでしか使用できないコーディングツールが多く、エンジニアの多くはMacを使用しているので、扱いやすい特徴があります。
また、iPhoneユーザーはAirdrop機能で簡単にデザインを共有できます。
Windowsでしか使用できないツールや機能があった場合も、MacではWindowsをインストールする機能があるので、全く問題ありません。
そして、WEBデザイナーでMacを使用している方が多いので、クライアントワークを行う際も何かと便利に作業を進められます。
次に、Windowsを利用するメリットは以下の通りです。
- コスパ抜群
- アプリケーションの種類が豊富
- 拡張性が高い
Windowsを利用する1番のメリットは、コストパフォーマンスの良さです。
Macと比べて、Windowsでは同レベルのスペックだとしても、安く購入することができ、機能の拡張性も非常に高いです。
Macは拡張性に制限がありますが、Windowsでは機種にもよりますが、後からパーツを購入してスペックを高められます。
また、Windowsでしか利用できないアプリケーションも種類が豊富なので、ニッチなアプリを使いたい方におすすめです。
モニターサイズ
モニターサイズはノートパソコンとデスクトップによっても変わりますが、なるべく大きいサイズを選ぶのが、仕事を行う上ではとても大切です。
WEBデザインの仕事では、デザインツールを開きながら、別のウィンドウを立ち上げることがよくあるので、モニターサイズの小さいパソコンを選んでしまうと、快適に作業を行えません。
ノートパソコンでは15インチ以上を選んで、必要に応じてディスプレイを購入して対応すると良いでしょう。
WEBデザインはノートパソコンとデスクトップはどちらが良い?
WEBデザインの仕事に必要なパソコンのスペックについて解説しました。
「スペックは分かったけど、結局ノートとデスクトップはどっちが良いの?」と思う方が多いかと思います。
そこで、WEBデザインにはノートパソコンとデスクトップはどちらが良いのかを、それぞれのメリットとデメリットを解説した上で解説します。
まずはデスクトップのメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- コスパが良い
- 拡張性が高い
- 画面が大きい
【デメリット】
- 持ち運びができない
デスクトップは性能に対して価格が安く、同性能のノートパソコンを購入するよりも安い価格で購入できます。
また、スペックの拡張性が高く、購入した後で、メモリやCPUを新しくしたい場合でも、対応できます。
WEBデザイナーの方の中には、全て自作したパソコンを使っている方もいます。
画面サイズも大きいので、複数ツールを同時に使用しても、快適に作業することができます。
デスクトップのデメリットは、持ち運びができないことです。
WEBデザイナーの仕事はインターネット環境さえあれば、どこでも仕事が行えるメリットがありますが、デスクトップを購入してしまうと、そのメリットが得られなくなります。
次にノートパソコンのメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 持ち運びができる
【デメリット】
- コスパが悪い
- 画面が小さい
ノートパソコンを選ぶ理由はただ一つ、持ち運びが行えることです。
常に自宅で作業できるとは限らないので、ノートパソコンを持っておくことはおすすめです。
デメリットはデスクトップと比較すると、性能に対して価格が高いことと、画面が小さいことです。
なので、ノートパソコンを購入する場合は、必要に応じて後から拡張できるストレージにはお金をかけず、重要なCPU、GPU、メモリのスペックにこだわって選ぶようにしてください。
画面サイズがどうしても小さい場合は、サブディスプレイを購入して対応しましょう。
以上のメリットとデメリットから、結論ノートパソコンを購入しておき、必要に応じてディスプレイを用意するのがおすすめです。
ディスプレイは4Kに対応しているものでも、非常に安い価格で販売されているので、自宅で作業する場合は、ディスプレイを用意して、移動する際はノートパソコンで仕事すると良いでしょう。
WEBデザインにおすすめのパソコン5選
WEBデザインにおすすめのパソコンを5つ紹介します。MacとWindowsの両方紹介するので、お好みに合わせて検討してみてください。
- Apple MacBook Pro16インチ
- Apple iMac 21.5インチ
- Lenovo ThinkPad
- mouse X5
- STYLE-17FH055-i7-UHSX
①Apple MacBook Pro16インチ
まずおすすめするのはMacBook Proの16インチです。
画面サイズが16インチと大きく、複数ツールを同時使用しても快適に作業できます。
購入時に機能の拡張も自由に行えて、ストレージにはデフォルトで高速のSSDが使用されています。
Mac OSなので後からWindowsをインストールすることができますし、コーディング作業を行う際も拡張性高く活躍します。
MacBookはWindowsと比べて高額ですが、クオリティは抜群なので、これから本気でWEBデザイナーを目指す方におすすめする一台です。
②Apple iMac 21.5インチ
続いて同じくAppleのiMacをおすすめします。
MacBook Proで解説した通り、Mac OSのメリットがあり、画面サイズは特大の21.5インチなので、画面サイズで困ることは全くありません。
iMacも購入時に各スペックのアップグレードを行えるので、必要項目だけスペックを拡張して購入すると良いでしょう。
③Lenovo ThinkPad
Lenovo ThinkPadは15.6インチの画面サイズで快適に作業でき、CPUにIntel core i5、メモリー8GB、256GBのドライブを搭載しています。
グラフィックも見やすく、価格が10万円以下で購入できるので、コスパ抜群の一台です。
Lenovo ThinkPadを利用しているWEBデザイナーの方が多く、画像加工を行う際のグラフィックが繊細で人気です。
④mouse X5
mouse X5はコスパの良いノートパソコンで、CPUにはIntel core i7、GPUはIntel UHD グラフィックスを搭載し、メモリは8GB、ストレージはSSDで256GBのスペックで10万円前後で購入できます。
また、バッテリー駆動時間が20.5時間と長く、本体重量が1.39kgと軽いので、長時間の外出時や、遠出する場合でも快適に持ち運ぶことが可能です。
スペック・価格・バッテリー・重量など総合的に見て非常におすすめできる一台です。
⑤STYLE-17FH055-i7-UHSX
STYLE-17FH055-i7-UHSXも外出時に持ち運びしやすいノートパソコンで、10万円以下で購入できます。
CPUにはIntel core i7、GPUにオンボードGPU、ストレージはSSDで500GBを搭載しています。
スペックが高いので、複数ツールを同時使用した場合でも、快適に作業を進められます。
パソコンをなるべく安く購入するには
解説した通り、ノートパソコンでも10万円を超えるものが多く、MacBook Proでは20万円を超えるものもあります。
そこで、なるべくパソコンを安く購入する方法を紹介します。
まず、Macの場合は、新品のパソコンを購入するのではなく、かといって中古として販売されているものでもなく、Appleが公式で提供している「認定整備済製品」を購入します。
「認定整備済製品」はメンテナンスとチェックを行って、整備をしっかり行ってから販売されている中古商品で、使用上問題ないと判断された製品しかありません。
「認定整備済製品」の中から購入するだけで新品よりも20%〜30%ほど割引された価格で購入できるので非常におすすめです。
次にWindowsの場合は、ネット通販で購入します。
特にマウスコンピューターやASUSのメーカーから選ぶと、コスパの良いパソコンをたくさん見つけることができます。
パソコンはどれくらいで買い換える必要があるか
最後にパソコンはどれくらいで買い換える必要があるのかを解説します。
すでにパソコンを持っている方でも、購入した日から期間が立っている場合は、スペックがかなり低くなっている可能性があるので、買い替えを検討する必要があります。
パソコンの買い替え時期はスペックにもよりますが、大体2〜3年ほどです。
中には5年ほど使えるものもありますが、大抵はスペックが古くなって、快適に作業できなくなってしまいます。
なので、すでにパソコンを持っている方も、購入したのが2〜3年前で、スペックに不満がある場合は、買い替えを検討しましょう。
まとめ
今回はWEBデザイナーにおすすめのパソコンスペックと、ノートとデスクトップのどちらを購入するべきか、パソコンを安く購入する方法を解説し、おすすめのパソコンを5選紹介しました。
WEBデザイナーにとってパソコンスペックは収入に関わる重要なものなので、この記事を参考に、快適に仕事を行える一台を探してみてください。