「動画編集を始めたいけど、どのパソコンを使えば良いのかな?」
「ノートパソコンとデスクトップはどっちが良い?」
「MacとWindowsはどっちが良い?」
といった質問に答えていきます。
副業やフリーランスとして動画編集を始める方の最初の悩みとして、【パソコン選び】があります。
基本的にはほとんどのパソコンで動画編集を行えますが、仕事として動画編集を行いたい方や、サクサク快適に編集したい方は、パソコンだけは適当に選んではいけません!
安くても数万円はする高価な買い物で、動画編集者の大事な仕事道具になるので、失敗しないように気をつけてください。
この記事を最後まで見ることで、動画編集に最適なパソコンを知ることができます。
動画編集におすすめのパソコンとは?
動画編集を快適に行うためにはスペックの高いパソコンでなければなりません。
動画編集はパソコンにかなりの負担がかかる編集ソフトを利用することが多く、
スペックの低いパソコンを利用していると、正常に動作できなかったり、途中でパソコンが落ちてしまう(負荷に耐えられず再起動する)可能性もあります。
高度な編集を行わないとしても、動画のエンコードと言って編集した動画を保存する作業に時間がかかってしまうので、
なるべくハイスペックのパソコンを利用することをおすすめします。
快適に編集するために必要なスペック
快適に編集作業を行うために必要なスペックを解説します。
パソコンを購入する際に以下の点を確認することで、動画編集に向いているパソコンか調べることができます。
- CPU
- メモリ
- GPU
- ストレージ
- 画面サイズ&解像度
全ての項目が動画編集を快適に行うために重要なので参考にしてください。
【CPU】
CPUはパソコンの脳(IQ)のようなイメージで、CPUが新しいパソコンほど、動画編集ソフトの処理を速くすることができます。
CPUはCore i7-8750H(6コア/12スレッド)と表記され、クロック周波数・コア数・スレッド数が重要です。
クロック周波数はGHzで表し、クロック周波数が高いほど、処理できる速度が速くなります。
コア数は高いほど、動画ファイルの書き出しやエフェクト適用などパソコンに高負荷がかかる処理でも速く行うことができます。
スレッド数は高いほど、複数のソフトを同時に立ち上げても処理できるようになります。
動画編集を快適に行いたい方は、Core i7以上を選び、4K動画や高度なエフェクト処理を行う予定のある方はCore i9を選びましょう。
【メモリ】
メモリはストレージと勘違いされがちですが、処理したデータの一時的な保管容量がメモリです。
メモリの数値が高いほど、多くのデータを保存しておくことができ、複数のソフトやアプリを立ち上げて作業を行ってもパソコンが落ちたり、正常に動作しなくなることを防げます。
動画編集を快適に行いたい方は、最低でも16GB以上を選ぶことをおすすめします。
4K動画や高度なエフェクト処理を行う予定のある方は32GBもしくは64GBを選びましょう。
また、パソコンを購入した後にメモリを拡張できるかを確認してから購入してください。
MacBookはメモリの増設を行えないので、奮発してでもメモリのスペックを高めておかなければなりません。
【GPU】
GPUは動画編集におけるグラフィック処理を行うための項目で、プレビュー動画や動画のグラフィック編集の作業快適さに関係します。
4K動画や8K動画といった高解像度動画の編集を行う予定のある方は、なるべく最新のGPUを選ぶことをおすすめします。
具体的には「GeForce GTX 1070」以上のGPUを選べば快適に作業できるでしょう。
動画の書き出し処理にかかる時間にも関係してきます。
【ストレージ】
ストレージはあらゆるデータを保存する容量のことで、ストレージの数値が高いほど、動画や画像素材を多く保存しておくことができます。
また、ストレージには処理速度の速いSSDと大容量のHDDの2種類があり、パソコンによって内臓されているストレージの種類が異なります。
価格としてはSSDの方が高くなるので、パソコンを購入する際はストレージ容量だけでなく、種類もしっかり確認するようにしてください。
メモリ同様に、後から拡張できるかも調べておくと尚良いでしょう。
【画面サイズ&解像度】
最後に動画編集に必ず必要なスペックではありませんが、画面サイズと解像度について解説します。
画面サイズは単純に大きいほど編集画面を広く使うことができ、快適に編集することができます。
また、解像度に関しては高画質動画の編集を行っている際に、プレビューの確認を快適に行うことが可能になります。
4K動画の編集を行っているのにパソコンが4Kに対応していないのは問題なので、なるべく高解像度のパソコンを用意しておきましょう。
ノートとデスクトップどちらを選ぶべきか
動画編集のパソコンを選ぶ際に、ノートとデスクトップどちらを選ぶべきか悩む方が多いかと思います。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、簡単に解説します。
【ノートパソコン】
・メリット
持ち運びができる
ディスプレイを追加すればデスクトップとしても利用可能
・デメリット
スペックに対して高額
スペックを拡張しにくい
【デスクトップパソコン】
・メリット
スペックに対して低価格
スペックの拡張がしやすい
・デメリット
持ち運びができない
ノートと比べると高額
というようにノートとデスクトップ両方にメリットとデメリットがあります。
解説したスペックを満たしていることが最も重要ですが、持ち運びしやすさやスペックの拡張しやすさなどを考えて決めましょう。
MacとWindowsどちらを選ぶべきか
MacとWindowsのどちらを選ぶべきかで悩んでいる方も多いでしょう。
最も重要な解説したスペックを満たしているのであれば、結論どちらでも問題ありません。
動画編集ソフトで多くの方に利用されているAdobeのPremiere ProやDaVinci Resolveは、MacとWindows両方で利用できます。
Macのメリットとしては利用している編集者の方が多いことや、iPhoneやiPadとAirDropによって連携できることです。
Windowsのメリットはパソコンの種類の多さと、知識のある方はパソコンを自作できることです。
どちらを利用するかは完全にお好みになりますので、必要スペックを満たすパソコンで好きな方を選んでみてください。
動画編集におすすめのパソコン7選
動画編集におすすめのパソコンは以下の7つです。
- ①Apple MacBookPro16インチ
- ②ASUS ZenBook15 UX534FTC-A9320TS
- ③MouseComputer DAIV BC-DAIVIDFMX25-201
- ④Lenovo ゲーミングノートパソコン Legion Y7000
- ⑤Lenovo YOGA S740 81NX001TJP
- ⑥HP ゲーミングノートパソコン Pavilion Gaming157LG68PA-AAAH
- ⑦Microsoft Surface Book3 13.5インチ SKW-00018
①Apple MacBookPro16インチ
紹介する中で唯一のApple製品がMacBookPro16インチです。
16インチの大画面で思う存分編集を行うことができ、CPUはインテルのCore i9を使用した高スペックモデルです。
16GBのメモリと1TBのSSDストレージは購入時にアップグレードすることも可能で、あなたが行う編集作業によって自由にカスタマイズできます。
GPUにはRadeon Pro 5500Mを搭載しており、動画制作者の方も納得のハイスペックパソコンです。
Macで動画編集が快適に行えるパソコンを探している方は、MacBookPro16インチが間違いないでしょう。
②ASUS ZenBook15 UX534FTC-A9320TS
ASUS ZenBook15 UX534FTC-A9320TSは横長の15.6インチ大画面を搭載し、18.9mmの非常に薄型のハイスペックパソコンです。
CPUはインテルCore i7、メモリは16GB、ストレージはSSDの1TB、GPUは NVIDIA® GeForce® GTX 1650 Max-Qを搭載しています。
動画編集を快適に行うには十分なスペックなので、ASUSのパソコンで、持ち運びしやすい薄型のノートパソコンを探している方におすすめです。
ScreenPad2.0という機能を搭載しており、利用頻度の多いアプリや機能を使いやすいように登録しておけるので、効率的に編集作業を行うことが可能です。
③MouseComputer DAIV BC-DAVID FMX 25-201
MouseComputer DAIV BC-DAVID FMX 25-201はMouseの動画クリエイター向けのパソコンで、CPUにはインテルCore i7、メモリは16GB、GPUにはGeForce MX250を搭載しています。
画面サイズは14インチとあまり大きくありませんが、高解像度でクリアな液晶画面を搭載しているので、快適に動画を再生させながら編集作業を行えます。
動画編集を行う上でのスペックは十分で、サイズも小さいので、パソコンを持ち運びして利用する方におすすめです。
④Lenovo ゲーミングノートパソコン Legion Y7000
Lenovo ゲーミングノートパソコン Legion Y7000はLenovoのハイスペックゲーミングパソコンで、メモリは16GB、GPUはGeForce RTX2060を搭載しています。
高い冷却性能を実現しているゲーミングパソコンなので、長時間動画編集を行ってもパソコンが落ちにくく、性能を劣化させずに処理することが可能です。
CPUはCore i7とi9を選択することができ、MacBookProと同様のスペックまで拡張できます。
外部ディスプレイを接続しやすいようにHDMIとMini Display Portを搭載しているので、画面領域を広くしたい場合でも問題ありません。
⑤Lenovo YOGA S740 81NX001TJP
Lenovo YOGA S740 81NX001TJPは、CPUにCore i7、メモリは16GB、GPUにGeForce GTX 1650を搭載したハイスペックパソコンです。
特徴は長時間稼働できるバッテリーで、フル充電すればなんと15.6時間も動作することができ、外出先でもコンセントを探すことなく編集作業を行うことができます。
画面サイズは15.6インチ、重量は1.93キロなので持ち運びに特化された高性能ノートパソコンであると言えるでしょう。
⑥HP ゲーミングノートパソコン Pavilion Gaming157LG68PA-AAAH
HP ゲーミングノートパソコン Pavilion Gaming157LG68PA-AAAHは15.6インチの大画面液晶に高速処理のSSDを256GB、大容量のHDDを1TBどちらも搭載しています。
ストレージをSSDとHDDで使い分けることで、編集作業を快適に行えます。
ゲーミング用のノートパソコンなので、キーボードの打ちやすさも良く、動画編集を行う際も非常に役立ちます。
動画編集者で利用している方も多いので、Windowsでデュアルストレージを搭載しているパソコンを探している方におすすめです。
⑦Microsoft Surface Book3 13.5インチ SKW-00018
Microsoft Surface Book3 13.5インチ SKW-00018はマイクロソフトから販売されているパソコンなので、
デフォルトでOfficeソフトが備わっており、動画編集以外の作業としても活躍するパソコンです。
CPUはインテルCore i7、メモリは16GB、GPUはGeForce GTX 1650を搭載しているので、動画編集作業も快適に行えます。
また、キーボードと液晶を切り外してタブレットとしても利用できるので、イラストを描く方や手書きでメモを取りたい方にもおすすめです。
あると便利なパソコン周辺機器
動画編集を快適にするパソコン本体以外の周辺機器をいくつか紹介します。
- ディスプレイ
- ゲーミングチェア
- ノイズキャンセリングヘッドホン
あるだけで作業効率が何倍も変わったりするので、以下を参考にしてください。
【ディスプレイ】
デスクトップを利用する場合は外付けディスプレイは必要ないかもしれませんが、
ノートパソコンでは画面サイズがどうしても小さくなってしまうので、外付けディスプレイがあると非常に快適になります。
画面サイズが大きくなれば編集画面を広々利用することができますし、スペックの高いパソコンを利用していれば編集ソフトを同時に立ち上げて作業することも可能になります。
外部ディスプレイは8K対応の物でも、数万円で購入できるので、画面サイズの小さいノートパソコンを利用する方におすすめです。
【ゲーミングチェア】
次にパソコン機器ではありませんが、作業時に座るゲーミングチェアが快適に編集するためにおすすめです。
長時間編集作業を行っていると、腰が痛くなったり、肩こりになったりしてしまいます。
良いゲーミングチェアを使用すれば、長時間の作業でも腰が痛くなりませんし、ヘッドサポートによって肩こりも防ぐことができます。
パソコン本体と同じくらい作業時の椅子選びは重要なので、あなたの身体に合う物を選んでください。
【ノイズキャンセリングヘッドホン】
音声を雑音なくクリアに聞くことができるノイズキャンセリングヘッドホンは、動画の音量やノイズ除去を行う際に役立ちます。
ヘッドホンやイヤホンなしで音声を編集している場合は、正確な音量やノイズを確認することができないので、ノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンを用意することをおすすめします。
動画編集におすすめのパソコン7選:まとめ
今回は動画編集に必要なパソコンのスペックと、おすすめパソコンを7つ紹介しました。
動画編集者にとってパソコンは非常に大事な仕事道具なので、なるべく奮発してでも高スペックのパソコンを購入しておくことをおすすめします。
快適なパソコンを使用すれば、ストレスなく編集作業することができ、作業にかかる時間を大幅に短縮させることが可能です。
この記事で紹介したハイスペックパソコンは動画編集者の多くの方に利用されているので、ぜひ参考にしてください。