「フリーランスで動画編集を仕事にするにはどうしたらいい?」
「未経験からでも動画編集者として独立できる?」
「動画編集フリーランスで独立しても稼いでいける基準を知りたい!」
という疑問や不安に答えていきます。
副業ブームと言われる令和の時代に、動画編集を始める方は日々増え続けています。
実際にYouTubeやTikTokなどの動画配信プラットフォームの利用者拡大により、動画編集者の需要が高まり、動画編集だけで独立する方も多く存在します。
今回は今注目されている動画編集を始めて、フリーランスとして独立する方法や、独立する基準について実際の経験から解説します。
未経験からでもフリーランスとして食べていけるのか不安という方は、非常にためになる内容になっているので、ぜひ最後までご覧下さい。
動画編集フリーランスの仕事とは?
そもそも動画編集フリーランスの仕事とは一体どんな内容なのかを簡単に紹介します。
動画編集フリーランスの方が行う仕事としては以下の内容が一般的です。
- 1:YouTubeの動画編集
- 2:YouTube動画広告制作
- 3:企業サイト掲載動画制作
最も多い仕事はYouTubeの動画編集になるでしょう。
単価としてはそれほど高くありませんが、YouTubeは継続して更新を行う必要があるので、仕事が途切れにくく、安定した収入源になります。
1本10分程の編集で3000円〜数万円が相場です。
次に多い仕事はYouTubeに配信する広告動画の制作です。
YouTubeチャンネルの動画編集と比べると高単価になり、企業から直接仕事を頂くことができれば、 1本数万円〜数十万円の金額になります。
動画編集フリーランスとして独立する方の多くは、YouTubeチャンネルの動画編集だけでなく、広告動画の制作を行っている方が多い印象です。
高い編集スキルが必要かと言われれば、そんなことはなく、編集スキルよりも視聴者に商品を購入して貰える動画を考えるマーケティングスキルが重要になってきます。
動画編集フリーランスを目指す方の多くは、会社に勤めながらの副業としてスタートするかと思いますが、
副業編集者の内にYouTubeチャンネルの動画編集案件がいくつかと、広告動画の制作まで経験できていると、独立後も稼いでいける可能性が高いでしょう。
最後に企業サイトに掲載する動画制作は、仕事を獲得するのが難しいですが、 1本数十万〜100万ほどの高単価になります。
企業の顔になるイメージ動画になるので、個人のフリーランスが獲得するのは非常に難しいです。
ほとんどの場合はフリーランスとして独立後、編集チームとして法人化を行い、信頼感を高めた上で営業を行うとことが一般的です。
しかし、中小企業や資金の豊富な個人社長であれば適切な繋がりを構築し信頼関係を築くことで、フリーランスでも仕事を獲得できるでしょう。
動画編集フリーランスの収入相場
動画編集フリーランスの収入相場は、月収20万〜100万ほどです。
なぜ月収で紹介したのかと言うと、フリーランスの収入は変動しやすく、2020年のコロナ禍では企業の広告予算削減によって収入が減少したフリーランスが多いです。
また、稼げるフリーランスと稼げないフリーランスの差が大きく、月収の相場にも幅を持たせて紹介しています。
日々スキルを磨きつつ適切な営業活動を行なっていれば、食べれなくなることは考えにくいです。
稼げないフリーランスにならないための基準は記事後半で解説しています。
動画編集でフリーランスになるには?未経験から可能?
動画編集でフリーランスになる方法を解説します。
未経験からでもフリーランスで食べていけるか不安になる方が多いですが、動画編集を仕事にして独立する方も皆未経験から始めていますし、それもここ数年の話です。
以下の中から自分に合う方法を試してみてください。
- スクールでスキルを習得する
- 独学でスキルを習得する
- まずは企業で経験を積む
- まずは副業で経験を積む
スクールでスキルを習得する
動画編集で稼げるスキルを時間をかけずに身につけたい方は、有料のスクールを利用するのがおすすめです。
スクールで学ぶことのメリットは、必要なスキルを最速で身につけることができ、間違った覚え方をしないですむことです。
独学でも学習することはできますが、どうしても時間がかかってしまったり、学習自体に身が入らなかったりします。
具体的におすすめの有料スクールとしては、オンラインビジネスラボで行っている週末動画クリエイター“ムービーアカデメイア”です。
ムービーアカデメイアは「実践」を想定して、現場で使えるスキルだけを身につけることができるスクールです。
最大のメリットは、学んでいる最中から仕事を獲得できて、報酬も得られるので、他より圧倒的なスピードで成長できるという点です。
未経験でも2ヶ月でYouTubeの動画編集の案件を行うことができるようになり、高単価の広告動画、企業案件を行えるスキルも身につけられます。
AdobeのPremiere ProやAfter Effectsなど実務で利用する機会の多い編集ソフトを利用して、動画編集だけでなく、撮影、ディレクションワークなど、総合的に学ぶことができます。
オンラインで学習でき、自分のペースで学習できます。また、リアルタイムの講義で質問でき、録画もしていますので、いつでも見返せます。わからないときは、チャットでいつでも相談もできます。
総合的な動画編集スキルを学ぶことができるので、1から本腰を入れて学習したい方におすすめのスクールです。
独学でスキルを習得する
学習コストをかけずに独学で編集スキルを身につけることも十分可能です。
現在はGoogleで検索するだけで編集方法をすぐに調べることができますし、YouTubeで編集方法を調べれば、多くのチュートリアル動画を見ることができます。
独学で学習する際のポイントは、【無駄な勉強をしないこと】です。
もちろん無駄な勉強はないのですが、仕事を獲得するために必須ではないスキルに時間をかけてしまう方が多いので、まずは以下の基本的なスキルを集中的に学習することをおすすめします。
- カット
- テロップ
- BGM・効果音
- カラーグレーディング
- 簡単なアニメーション
この基本スキルを身につけることができれば仕事を獲得できるようになるので、まずは基本スキルの習得に集中しましょう。
基本スキルについては別記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
まずは企業で経験を積む
動画編集スキルを学習したら、フリーランスとしていきなり独立する前に、転職して企業で経験を積むこともおすすめです。
YouTubeの動画編集では企業として経験を積む必要はありませんが、企業の広告動画やテレビCMを制作する経験を積むには、動画制作会社に転職する必要があります。
解説した通り、個人フリーランスが企業から大規模制作案件を受注するのは難しいので、1度企業で実績を増やしておくと良いでしょう。
まずは副業で経験を積む
企業に転職するつもりがなく、すぐにフリーランスとして独立したい方も、まずは副業で稼ぐ経験を積んでおくことが大切です。
副業と言ってもフリーランスで動画編集を行う方との違いは、仕事にかけれる時間の違いだけです。
副業として全く稼ぐことができない方が、フリーランスとして独立したからといって稼げる可能性は低いので、
まずは副業の間に取引先のYouTubeチャンネルや企業の数をなるべく増やしておくことが大切です。
動画編集フリーランスとして独立する際の基準
最後に動画編集フリーランスとして独立したい方向けに、これができていればフリーランスとして食べていける基準を紹介します。
動画編集に関わらず、あらゆる業種で通用する基準なので、参考にしてください。
- 継続案件を獲得できている
- 取引先を分散できている
- 他の編集者にはない強みがある
- 継続してスキルを向上させている
- 最低限の生活費を確保している
継続案件を獲得できている
企業で経験を積んでいる方、副業で経験を積んでいる方問わず、継続案件を獲得できていることが独立する上で非常に重要です。
単発の仕事しか獲得できずに、収入が不安定な方は独立することをおすすめしません。
なぜなら単発の仕事というのは、必要スキルが低い案件が多く、「誰にでも行える仕事」だからです。
また、継続案件だとしても継続に繋がらないことが多い場合は、スキルが不足している可能性が高いので更なるスキルアップが必要です。
継続案件を獲得できてこそ収入のメドを立てることができますし、クライアントとの関係性も築いていくことができます。
取引先を分散できている
継続案件を獲得できていても、ひとつのクライアントに収入を依存している場合は独立をおすすめしません。
なぜなら継続案件といえど、いつ途切れるか分からず、契約が打ち切りになってしまった時には収入が激減してしまうからです。
なので独立の基準としては、取引先を最低でも5つのクライアントに分散できている状態です。
月20万円の収入であれば、4万円の収入がある取引先が5つと言ったイメージです。
5つの取引先が全て継続案件であれば、独立してから稼げなくなる可能性は低いでしょう。
動画編集を始めたばかりの方はハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、継続案件を大事にして、日々営業を続けていけば上手く分散できるはずです。
他の編集者にはない強みがある
独立してからも安定して稼ぐことができ、尚且つ収入を増やしていけるのは、他の編集者にはない強みがある方です。
例えば、売れる広告動画を作ることができたり、面白いYouTube動画の編集ができる、アニメーション動画の編集ができると言った強みです。
あなただけの強みがあれば、単価が高くても仕事を依頼して貰えるようになりますし、継続案件も獲得できます。
基本的なスキルだけで、ずっと食べていける程甘い世界ではないので、何か強みを身につけましょう。
継続してスキルを向上させている
他の編集者にはない強みの獲得にも共通しますが、独立後も継続してスキルを向上させていくことが大切です。
現時点で稼げていたとしても、現状に満足することなく日々新しいスキルの学習を続ける、停滞は退化だという認識が必要です。
そのためには案件で手一杯で、学習する時間が全くない状況を作らないことも大切です。
フリーランスとして独立したばかりの頃は、抱えられる仕事のキャパが分からず、生活の全ての時間で仕事をしてしまいがちです。
この状態になると、新しいスキルが学べず、収入アップは難しくなります。
なので、必ず学習時間を確保することをおすすめします。
最低限の生活費を確保している
最後にスキル面の話ではありませんが、金銭面の基準を紹介します。
独立を考える際の上記の基準を満たしている方は、最低限の生活費(貯金)を確保してから独立することをおすすめします。
どれだけ取引先を確保できていたとしても、100%稼ぎ続けられる保証はないので、収入ゼロでも生活していけるだけの貯金を必ずしてください。
具体的には最低生活費の半年〜1年分の貯金です。
これだけあれば稼げなくなったとしても、すぐにダメになることはなく、十分にフリーランスとして戦うことができます。
生活費が確保できていないと、精神的な不安から低単価案件ばかり受けてしまい、長期的に稼げるようにはなれません。
副業や企業で経験を積んでいる間に、生活費を確保しておきましょう。
動画編集フリーランスとは?:まとめ
今回は動画編集を仕事にして、フリーランスとして独立する手順と、独立を決める基準について解説しました。
適切なステップで学習していけば、誰でもスキルを習得することができ、フリーランスとして独立できる可能性があるので、この記事を参考に頑張ってください!