「動画編集を独学してるけど、この先どうやって仕事を獲得したら良いのだろう?」
「稼いでる動画編集者の営業方法が知りたい!」
「中々案件を受注できない!」
という悩みや疑問がある方向けに、稼げる動画編集者の営業方法と受注先について解説します。
動画編集を副業として始める方は非常に多くなっています。
しかし全ての動画編集者が稼げるようになっているのかというと、全くそうではなく、稼げる編集者と稼げない編集者の格差が広がっています。
この記事ではせっかく動画編集の学習を始めたあなたが、稼げる側の編集者になるためのおすすめ営業先と、営業方法を徹底的に解説します。
記事後半では受注率アップに繋がる具体的な営業ノウハウを解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
動画編集者にとって営業とは?
そもそも動画編集者にとって営業とはどんな意味合いなのかというと、編集スキルと同じくらい重要なスキルが営業です。
初心者の方に多い勘違いとしては、「稼げる動画編集者は編集スキルが高い、編集スキルを上げなければ稼げない」という認識です。
たしかに案件を獲得できたら、きっちりと求められているクオリティで動画を制作できる編集スキルが必要になります。
しかしこれは営業によって案件を獲得できた場合の話なので、営業ができない編集者は高いスキルを持っていても稼げるようにはなりません。
反対に編集スキルは低くても、営業の得意な方はどんどん案件を獲得することができます。
また、編集スキルの高い方に作業を外注することで、自分の手を動かさなくても営業スキルだけで稼げる可能性もあるのです。
なので、これから稼いでいきたい方は、基本的な編集スキルを身に付けたらすぐに営業を始めて、実務に取り組む中で不足するスキルを補っていくようにしましょう。
動画編集者の仕事受注先
動画編集者の仕事受注先は以下の4つが一般的です。
- クラウドソーシングサイト
- SNS
- 映像制作会社
- 動画を制作したい企業
この他にも友人や知人から依頼されることもありますが、この場合は少し注意が必要です。
気軽にやり取りできる友人だとしても、契約書を交わして、業務範囲、報酬、納期などきっちり行うようにしてください。
ここを決めておかないと、業務範囲が増えてしまったり、報酬面でのトラブルに発展してしまいます。
友人だからこそ関係が悪くならないように、工程を省かずにきっちり仕事をこなすようにしましょう。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトは動画編集初心者の方でも案件を獲得しやすいサイトで、クラウドワークスやランサーズが有名です。
初心者の方は必ずどちらも登録しておき、掲載される案件には全て目を通しておきましょう。
クラウドソーシングサイトは契約書や請求書など本来案件を獲得する際に必要になる書類関係を行う必要がないメリットがあります。
他にも案件数が多く、初心者でも簡単に行える仕事もあるので、ゼロから実績を作っていきやすいです。
デメリットは手数料として報酬の20%が引かれてしまうことです。
手数料で20%引かれた報酬から更に税金がかかるので、収入を上げていきたい中級者の方にはあまりおすすめできません。
なので、動画編集初心者の方が、実績を積んで継続案件を受注する目的でのみクラウドソーシングサイトを活用しましょう。
SNS
TwitterやFacebook、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNS経由で仕事を獲得することも可能です。
クラウドソーシングサイトと比べると難易度は高くなりますが、動画編集に関係する発信を行なって知名度を獲得していけば、営業を行わなくても仕事を依頼されることもあります。
そのためにも、動画編集の学習でインプットしたことは、SNSでアウトプットする習慣を作っておくことが大切です。
特にTikTokやYouTubeなどの動画配信プラットフォームは仕事との関係性が強いので、注力することをおすすめします。
映像制作会社
企業の広告動画などを制作している映像制作会社からも仕事を獲得することができます。
下請けの仕事にはなりますが、クラウドソーシングサイトのように手数料は発生しないので、かなり単価を上げることが可能です。
副業として動画編集を行なっているけど、いずれは独立して稼ぎたいと考えている方は、クラウドソーシングサイトの案件を少しずつ減らして、映像制作会社からの案件や、企業からの直案件に移行していきましょう。
動画を制作したい企業
最も高単価で案件を獲得できるのが、動画を制作したい企業から直接案件を獲得する方法です。
具体的な営業方法を記事後半で解説しますが、営業力が非常に重要になる受注先です。
動画編集者として独立したい方は、直案件かつ継続して取引できる企業を数社確保しておくと安心して独立できるはずです。
稼ぎたい全ての動画編集者が目指すべき受注先になります。
受注先ごとに営業方法を変えよう
では解説した受注先ごとに、最適な営業方法を解説します。
受注先によって若干の違いはありますが、仕事を獲得するために大切なことは、信頼を獲得して、クライアントの意図を読み解き、最適な提案を行うことです。
クライアント側の目線になって、「どんな提案をすれば響くのか?」「どうすれば信頼感を得ることができるのか?」といった基本的なことを考えて営業をしていきましょう。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトで営業を行うポイントは、他の受注先と大きく異なります。
まず、クラウドソーシングサイトでは、基本的にクライアント側が仕事を募集した上で営業を行うので、仕事募集内容をしっかりと読み解いた上で営業を行う必要があります。
クラウドソーシングサイトでの営業ポイントは以下の通りです。
- プロフィールを作り込む
- クライアントが求めている提案文を作成する
- 速く応募する
【プロフィールを作り込む】
クラウドソーシングサイトではプロフィールと提案文の内容で仕事を依頼するか判断しなければならないので、プロフィール内容は非常に重要です。
どんな編集スキルがあり、どんな実績があるのかをなるべく詳細に記載して、制作した動画を掲載できるのであれば、ポートフォリオとして全て紹介します。
どんな内容でクライアントの目に止まるかは分からないので、全く関係ないこと以外は余すことなくプロフィールに書いておくのがおすすめです。
ただし、プロフィールを見てもらうことができるのは、提案文で目に止まった方だけなので、提案文も同じく重要です。
【クライアントが求めている提案文を作成する】
提案文では実績やスキルを分かりやすく箇条書きにしてまとめて、ポートフォリオサイトやYouTubeチャンネルのリンクを貼っておくと良いでしょう。
数多くの営業を行うために営業文のテンプレートを作成しておくことはおすすめしますが、100%テンプレートのままでは見られることなく弾かれてしまいます。
ですから、募集内容に書かれている要素をしっかりと盛り込んで、クライアントの一歩先をいく提案を行うようにしましょう。
【早く応募する】
クラウドソーシングサイトでは募集文を掲載したその日に数十件の応募が来ることも珍しくはありません。
クライアントは全ての応募に目を通している訳ではなく、速く応募してきた方や、反対に依頼者が決まっていない場合は募集期間終了間際に応募してきた方を見ています。
なので、動画編集初心者の方は1日最低でも2回は新着案件をチェックするようにして、早く応募することを意識してみてください。
SNS
SNSでは頻繁に動画編集ディレクターの方が仕事募集の投稿をしており、#動画編集者募集 などで検索することで、募集を見つけることができます。
DMから提案を行うことになるのですが、提案文の書き方はクラウドソーシングサイトと同様で、重要なのはSNSのプロフィール文と投稿タイムラインです。
依頼する方を判断する時は、提案文や実績を確認することはもちろんですが、どんな人物なのか、信頼できる人物かを判断するためにプロフィール文や普段の投稿内容をタイムラインから確認します。
動画編集者の方は編集に役立つ情報の発信を行っておく必要があります。
普段の投稿内容が全く動画編集と関係ない内容ばかりだと、仕事を任せて良い人物なのか判断することが難しいので、任せられる可能性が低くなります。
また、動画編集の仕事に対する愚痴や、信用を落とすような投稿をしてはいけません。
SNSを効果的に活用すれば、大きな案件も獲得できるようになるので、普段から動画編集に関する情報を発信して信用を蓄積させておくと良いでしょう。
映像制作会社
映像制作会社に営業する際のポイントは、基本的なスキルを高いクオリティでこなせる実績を証明することです。
映像制作会社から案件を受注するということは、下請けでの受注になるので、オリジナリティを出した編集は求められておらず、編集要件に合わせて少しのミスもなく編集を行えなければなりません。
基本的な編集スキルがあれば映像制作会社の下請けで、企業の広告動画を制作することも可能ですが、内容は非常に高いクオリティが求められます。
なので映像制作会社へ営業を行う際は、基本的なスキルの精度を実績として提案する必要があります。
制作会社の仕事を行ったことがある場合は、営業しやすいですが、初めて行う場合は信用を獲得することが難しいので、まずはテスト編集を行ってミスなく完璧に編集できることを証明して行きましょう。
動画を制作したい企業
最後に動画制作をしたい企業に直接営業する方法が最も高単価で仕事をすることができます。
いきなり企業に営業を行うので、受注率はどうしても低くなりますが、売上を上げることができる動画を制作できれば獲得することも難しくありません。
動画広告の需要は非常に高まっているので、どんな業界でもチャンスがあります。
おすすめの営業先の探し方は、既にYouTube広告を利用している業種の企業(サプリメント・化粧品など)や、アフィリエイト広告を利用している企業です。
特にアフィリエイト広告を利用している企業は、広告費に力を入れており、販路を広げるために動画広告を制作したいと考えていることが多いです。
同じ業種の実績があれば、その業種で営業先を広げていけるので、まずは幅広く営業を行って、獲得できた業種を専門にしていくのも良いでしょう。
営業文では動画広告を制作するメリットが伝わるように具体的な提案を行ってください。
動画編集者が受注率を上げる営業方法
動画編集者が受注率を上げる方法は以下の通りです。
営業は一極集中で行っても100%受注できるとは限らないので、初心者のうちはなるべく数多く営業を行って、少しづつ改善し、受注率を高めることが大切です。
- ポートフォリオを作成する
- 相手のことを徹底的に調べて提案する
ポートフォリオを作成する
非常に基本的なことですが、クライアントにスキルを伝えて、信頼感を獲得するためにポートフォリオを作成することが大切です。
動画編集者のポートフォリオはYouTubeチャンネルで制作しておくことがおすすめです。
編集チュートリアルや、制作した過去の実績を限定公開で投稿しておけば、クライアントに確認してもらいやすいです。
なるべく営業先の業種に関連する実績があることが好ましいです。
ポートフォリオの作成については、下記の記事をご覧ください。

相手のことを徹底的に調べて提案する
どの受注先に営業を行う場合でも、相手のことを徹底的に調べて提案することが大切です。
クライアントが制作した動画を通してどんな目標を達成したいのかをよく考えて、提案しましょう。
クラウドソーシングサイトや映像制作会社の仕事の場合は、業務範囲を超えた提案は行いにくいですが、SNSや企業に直営業を行う場合は、特に相手のことを調べて具体的な提案を行う必要があります。
企業に直営業を行うのであれば、扱っている商品やサービスをよく調べた上で、「こんな動画を制作して広告として活用するのはいかがでしょうか?」とイメージ動画を簡単に制作しても良いでしょう。
まとめ
今回は動画編集で稼ぎたい方向けに、仕事の受注先と営業方法について解説しました。
受注先によってどんな営業方法が最適なのかを考えて、クライアントが求めている提案を先回りして行う必要があります。
この記事で解説したポイントを意識して営業を行うことで、仕事の受注率を高めて行くことができます。
仕事に困らない稼げる動画編集者を目指して、行動して行きましょう!