動画編集をしていると、「もっとおしゃれな演出がしたい!」って思うことがありますよね。
よくあるおしゃれ編集のひとつに、映画風の画面上下に黒い枠がある演出があります。
映画だけでなく、ミュージックビデオなんかでもよく見ますよね!
実はこれ、Premiere Pro(プレミアプロ)の『クロップ』というエフェクト機能を使っているんです!
やり方さえ覚えれば、すぐにできちゃいますよ!
クロップは今回解説する映画風な演出だけでなく、プレミアプロで動画編集していく中で頻繁に使う場面があります。
ぜひ、使えるようになっておきたいエフェクトですね!
今回は、プレミアプロのクロップを使って映画風の演出をする手順をご紹介いたします!
クロップって何?
まずは、プレミアプロのクロップというエフェクトについて解説します。
クロップとは、簡単にいうと画像や動画素材を切り取るエフェクトになります。
プレミアプロにデフォルトで入っているエフェクトなので、すぐに使うことができますよ!
クロップでは、上下左右の切り取る範囲を%で指定することができます。
この機能を使って素材の上下を切り取ることで、シネマチックな演出ができてしまうんです!
また、クロップでは四角だけでなく、円状にも切り取ることができますよ!
さまざまな用途で使えそうですね!
クロップを使って映画風の編集をする方法!
それでは、クロップを使って映画風の編集をする手順を解説していきますね!
今回は、上記の画像のような演出を目指していきます。
慣れてしまえば簡単なので、ぜひマスターしましょう!
週末動画クリエイターの受講生が編集した解説動画もありますので、こちらもご参考にしてください。
それでは、解説をしていきますね!
①クロップのエフェクトを検索
まず、プレミアプロのエフェクト検索窓で「クロップ」と検索します。
ビデオエフェクトのトランスフォーム内にしまわれているのが分かりますね!
②素材にクロップを適用させる
こちらを、クロップを適用させたい素材にドラッグ&ドロップします。
そして、適用させた素材を選択した状態で、エフェクトコントロールを確認します。
「クロップ」という項目が表示されていれば、無事エフェクトが適用されている状態です!
③切り取る範囲を調整
エフェクトコントロールのクロップの部分には、画像のように左,上,右,下と表示されています。
今回使うのはもちろん、上と下になりますね。
%についてはお好みなのですが、だいたい10〜12%くらいがおすすめですよ!
これで、映画風の上下に黒枠が表示されている演出が完成しました!
思っていたよりも簡単ですよね。
よく使うエフェクトですので、ぜひ慣れていきましょう!
調整レイヤーを使うと便利!
上記で解説したように素材に直接クロップを適用させてもいいのですが、素材が多くなってくると少し大変ですよね。
クリップひとつひとつにエフェクトを適用させていると、時間がかかってしまいます。
また、そのエフェクトを解除したい場合もかなり大変です。
そんな時は、調整レイヤーを使うのがおすすめですよ!
調整レイヤーを使うと、それより下の全てのクリップにエフェクトを適用させることができます。
さっそく使い方を解説していきますね!
①調整レイヤーを作成→設置
まずは、ファイルの新規作成から調整レイヤーを選択してください!
これで、調整レイヤーを作成することができます。
調整レイヤーは、クロップを適用させたい素材の1番上に設置します。
素材の下に設置してしまうと反映されないので、気をつけてくださいね!
②調整レイヤーにクロップを適用
そして調整レイヤーにクロップの設定をすることによって、これより下全ての素材にエフェクトを適用させることが可能です。
設定の仕方は、素材に直接エフェクトをかける場合と同様の手順になります。
これなら一括で設定できるので便利ですね!
解除するときも調整レイヤーのエフェクトを解除するか、調整レイヤーごと削除することで楽です。
今回は素材が1つのみなのでそこまで変わりませんが、素材が増えてくるとかなり手間の削減ができますよ!
このような映画風の演出は、動画の初めから終わりまで継続して適用させることが多いです。
なので、動画全体に調整レイヤーでクロップを適用させておくと便利ですよね!
クロップの大きさを徐々に変えていく方法!
さて、次はクロップの大きさを徐々に変えていく方法を解説します!
こちらは映画だけでなく、YouTube動画のオープニング部分に使われているのをよく見ますよね!
これもよく使う編集方法なので、やり方を覚えておきましょう!
今回は、画面が真っ黒の状態→上下10%切り取った状態へ徐々に画面が広くなっていく演出を解説していきますね!
①クロップで上下50%を切り取る
まずは、先ほども使ったエフェクトコントロールのクロップの欄で、上下のパーセンテージをそれぞれ50%に設定してください。
すると、画面が真っ黒の状態になります。
②キーフレームを設定
任意の場所で、ストップウォッチマークを上下それぞれクリックしてください。
すると、キーフレーム(ダイヤマークの部分)が設定されましたね。
これが、徐々に画面が広くなっていく変化の開始点になります。
そこから、変化の終点、つまり、画面が1番広くなるタイミングを設定します。
任意の場所まで動画を進めてください。
そこで今度は、上下のパーセンテージをそれぞれ10%に設定します。
これで、画面が真っ黒の状態→上下10%切り取った状態に徐々に広がっていく演出が完成しました!
③変化の速度を調整
最後に、変化の速度を調整していきましょう。
キーフレームの間隔を調整することで、設定できます。
キーフレーム同士の間隔が狭ければ速く、逆に広ければゆっくりとした動きになりますよ。
作りたい動画に合わせて、速度を微調整してください!
これで、クロップの大きさを徐々に変えていく演出の手順は終わりです!
こちらも慣れると簡単そうですよね!
まとめ
今回は、プレミアプロのクロップを使って映画風の演出をする方法を解説しました!
やってみたら、意外と簡単にできますよね。
クロップは映画風の演出だけでなく、ミュージックビデオや企業のプロモーションビデオなどで使うことがあります。
クロップを使いこなすことで、動画編集の幅がかなり広がりますよね!
ぜひ使い方をマスターして、おしゃれな動画を作れるようになりましょう!
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