WEBライターとしてのスキルアップに絶大な効果を持つセールスライティング。
実際、セールスライティングのスキルが身に付けばWEBライターとしての報酬も上がる傾向にありますが、「そもそもセールスライティングとは?」と疑問に感じる方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、セールスライティングとは何かを分かりやすく説明したうえで、初心者の方がまず覚えるべき基本の型や書き方のポイントなどを解説します。
この記事の内容をマスターすれば、初心者の方でも上手なセールスライティングのスキルが身に付くだけでなく、WEBライターとしても大きくスキルアップできますので、ぜひご活用ください!
セールスライティングとは?
「セールスライティング」という言葉は知っていても、その内容を正しく理解している方は決して多くありません。
まずはセールスライティングとは何なのか、コピーライティングとの違いも含めて解説しましょう。
セールスライティングは商品販促が目的
「セールス」という言葉が含まれている通り、セールスライティングの最大の目的は、消費者の行動を促すことによって商品などの売り上げをアップさせることです。
そのため、どれだけおしゃれでキャッチーなフレーズを使っても、それによって消費者が商品を購入しなければ意味がありません。
近年は店舗よりもオンラインショッピングを利用する消費者が増えており、インターネットにおけるセールスライティングの重要性も高まっていると言えます。
セールスライティングが必要となる主なシーン
セールスライティングが必要なシーンとしては、主に以下の5つが挙げられます。
- 会社のホームページ
- 商品のランディングページ
- ダイレクトメール(DM)
- メールマガジン
- アフィリエイト
いずれにしても、限られた文量の中で最大限に商品の魅力を伝える必要があります。そのため、商品を熟知し、その魅力を事細かに説明できることが大前提と言えるでしょう。
セールスライティングとコピーライティングの明確な違い
「セールスライティング」はよく「コピーライティング」と混同されがちですが、両者は似て非なるものです。両者の目的を比較すると、以下のように区別することができます。
- セールスライティング:消費者に商品を購入してもらうことが目的
- コピーライティング:消費者に商品を印象付けることが目的
コピーライティングはテレビCMなどに用いられるキャッチ―コピーのようなもので、消費者の潜在意識に商品を印象付けることが最大の目的です。有名な例としては「からだにピース カルピス」や「お口の恋人 LOTTE」などが挙げられます。
【セールスライティング】初心者がまず押さえるべき基本の型
一見難しそうに思えるセールスライティングですが、基本の型さえ身に付ければ初心者でも決して難しくはありません。ここではセールスライティングにおいて特に重要な3つの型をご紹介します。
- PREP(プレップ)法
- BEAF(ビーフ)の法則
- PASONA(パソナ)の法則
基本型 1:PREP(プレップ)法
PREP(プレップ)法は、物事を単純明快に伝えるために効果的な方法。以下4つの項目から成り立っています。
- P:Point(結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(結論)
最初と最後に結論を2回持ってくることで、読者に伝えたいポイントを印象付けることができます。このPREP法の手順は、セールスライティングはもちろん、あらゆるWEBライティングに効果的な方法と言えるでしょう。
基本型 2:BEAF(ビーフ)の法則
BEAF(ビーフ)法は、消費者の疑問や不安を事前に取り除き、購入につなげるための手法です。
- B:Benefit(メリット)
- E:Evidence(証拠)
- A:Advantage(競合優位性)
- F:Feature(特徴)
Benefit(メリット)やFeature(特徴)はほとんどのセールスライティングで見られますが、意外と忘れがちなのがEvidence(証拠)やAdvantage(競合優位性)です。
特に口コミやランキングは信憑性も高く、消費者が安心して商品を購入できる判断材料となるでしょう。
基本型 3:新PASONA(パソナ)の法則
新PASONA(パソナ)の法則は、経営コンサルタントの神田昌典氏が提唱したもの。以下の6つの頭文字から構成されています。
- P:Problem(問題)
- A:Affinity(親近感)
- S:Solution(解決策)
- O:Offer(提案)
- N:Narrow down(絞り込み)
- A:Action(行動)
まずは読者の悩みを指摘し(P)、それに「私も分かります」などと共感(A)、具体的な解決策(S)や提案(O)を明示したうえで、限定感を出し(N)、行動させる(A)のが基本となります。
特にセールスライティングでは最後の絞り込み(N)と行動(A)が重要視され、「期間限定」や「先着〇名」といった絞り込み(N)は、消費者の購買意欲を掻き立てるのに最適な方法と言えます。
【セールスライティング】書き方の3つのポイント
基本の型を身に付けたら、文章を書く際のポイントも意識しなくてはなりません。ここでは特に大切な3つのポイントをご紹介しましょう。
- 権威性を示す
- キャッチコピーを付ける
- 読者を行動させる
書き方1:権威性を示す
どれだけ魅力的な文章を書いても、読者の心の中には「これって本当?」という疑いの心が存在するもの。そんな時に効果的なのが「権威性」です。
これは文字通り「権威」を示すことで読者に安心して購入してもらうためのもので、特に筆者の経歴、官公庁のデータなどは有効と言えるでしょう。
書き方2:キャッチコピーを付ける
上手なセールスライティングができたとしても、そもそも文章を読んでもらえなければ意味がありません。そこで役立つのが、読者の目を引き、興味を掻き立てるキャッチコピーです。
キャッチコピーは、短くシンプルなフレーズにまとめるのがポイント。ターゲットとする読者層をイメージすると、より心に響くキャッチコピーを作ることができます。
書き方3:読者を行動させる
商品の魅力を読者に伝えたら、最後に読者を行動させることが大切です。実際、どれだけ素敵な商品でも「後で買おう」と思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
そんな時には、期間や数量を限定することで「今買わなければ無くなってしまう」と読者に思ってもらうことが大切です。これにより読者が購入してこそ、初めて「セールスライティング」と呼ぶことができるのです。
セールスライティングはWEBライターのスキルアップに効果的
一見難しそうに見えるセールスライティングですが、型と書き方さえ身に付ければ、決して難しくはないということが実感できたのではないでしょうか?
セールスライティングは通常のWEBライティングよりも単価が高く、WEBライターとしての収入を大きく上げることができます。
また、セールスライティングの知識は通常のWEBライティングにも十分に活用させることができます。ぜひセールスライティングの基礎知識を身に付け、WEBライターとしてのスキルアップを図ってください!
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