メリットとベネフィットは、どちらもWebライティングで重要な役割を果たしています。
でも、この2つの単語の違いがイマイチ分からない人も多いのではないでしょうか。
メリットは馴染みのある言葉ですが、ベネフィットはどういう意味か分かりづらいですよね。
ただこのベネフィットがメリット以上にWebライティングで重要な役割を果たしてくれるんですよ。
この記事を読めば以下の点についての理解を深めることができます。
- メリットとベネフィットの違い
- ベネフィットを意識した方がいい理由
- ベネフィットを考えるコツ
これらを理解することで、より成約率の高い記事を作ることができるようになりますよ!
今回は、メリットとベネフィットの違いについて見ていきましょう。
メリットとベネフィットの違い
そもそもメリットとベネフィットにはどんな違いがあるのでしょうか?
メリットは聞きなじみのある言葉ですよね!Webライティングにおいては、商品やサービスの特徴や売りにする部分のことを指します。
読者にその商品を手に取ってもらうために伝える良い情報のことですね。
では、ベネフィットとは何なのでしょうか?
英語を直訳すると「利益」という意味になりますが、メリットと何が違うのか分かりにくいですよね。
Webライティングにおいて、ベネフィットはメリットの先にある満足感を意味します。
その商品やサービスを手に入れることで起きる嬉しい変化やプラスの体験を指すんですね。
今流行りの自動調理器を例に見てみましょう。自動調理器の場合、材料を入れるだけで料理が出来上がるのがメリットを指します。
そして、料理をする手間と時間が省けたことをベネフィットと呼びます。
メリットはその商品・サービスの持つ事実を意味し、ベネフィットは得られる未来を意味しているというわけですね!
ベネフィットを意識した方がいい理由
Webライティングの中で、ベネフィットを意識することはとても重要なこととなります。
では、何故ベネフィットを意識する必要があるのでしょうか?
それは以下のような理由があります。
- 読者に良い未来を想像させられる
- 商品の成約率が上がる
- 未来を想像することが苦手な人もいる
それぞれ詳しくご紹介していきましょう!
読者に良い未来を想像させられる
まずは読者に良い未来を想像させられるという点です。
ただ商品の情報を並べるだけであれば、公式サイトだけで良いですよね。
大切なのは読者がその商品・サービスを手に入れることで得られる未来を想像させる手助けをすることです。
もちろんメリット等の情報を紹介することも大切です。でも、合わせて読者より先に解釈を提示してあげるのも重要なんですよ。
読者によっては悪い未来を想像する人もいるでしょう。
先に良い未来を提示してあげることで、商品やサービスに対する印象もグッと良くなりますよ。
商品の成約率が上がる
これは商品を売り込む記事に限ったことにはなりますが、ベネフィットを意識することで、商品の成約率を上げることも可能となります。
買った後を読者に想像させることで、読者は購入がしやすくなるんですよ。
商品の機能だけを教えてもらうより、こんなものができあがりますよ、と教えてもらった方が分かりやすいですよね!
未来を想像することが苦手な人もいる
読者の中には未来を想像することが苦手な人もいます。
例えどんなに良い商品であったとしても、「そんな便利な物もあるんだ」で終わってしまうかもしれません。
ベネフィットを提示していない場合、どこか他人事のように思えてしまうのでしょう。
そんな人の為にも、ベネフィットは明確に提示してあげることが大切です。
誰かが利益を得るための商品ではなく、読者本人が利益を得られる商品だということを理解してもらいましょう。
ベネフィットを考えるコツ
Webライティングにおいてベネフィットを意識することが大切なのはご理解いただけたかと思います。
ただ、そうはいってもベネフィットをどう考えたら良いのか分かりづらいですよね。
ベネフィットを考えるコツには
- 商品の特徴から未来を考える
- 読者の悩みを考察する
- 読者層を知る
- 具体的な誰かを想像する
- 自分の実体験を元にする
というものがあります。具体的に見てみましょう。
商品の特徴から未来を考える
まずは商品の特徴から未来を考える方法です。
最初に紹介したい商品の特徴をしっかり理解しましょう。続いてその特徴があればどんな未来が得られるのか考えるという流れですね!
電子書籍サービスを例に、『特徴→ベネフィット』に変換してみましょう!
- 外出せずに本を購入できる→交通費がかからない
- かさばらない→部屋が片付いてスッキリ!
- 今すぐ読める→時間短縮できてスキマ時間が生まれる
のようになります。
ただ商品の特徴を伝えるだけよりも、説得力が増しますよね!
読者の悩みを考察する
続いては読者の悩みを考察するというものです。
「この商品を手にする人はどんな悩みを抱えている人なのか」ということを考えてみましょう。
読者は悩みを解決するための手段として、商品の購入を考えています。
そういった人の後押しになるようにベネフィットを提示しましょう。
「これを使えばこんな悩みが解消できる」ということを示してあげることが大切ですね。
読者層を知る
読者層を知ることもベネフィットを考える上で大切になってきますよ。
50代男性に商品を紹介するのに、20代女性がメリットを感じるような紹介方法ではいけませんよね。
まずは読者の年齢層や性別などを知ることが大切です。そこから悩みやどんな未来を得たいと思っているかをリサーチしましょう!
具体的な誰かを想像する
具体的な誰かを想像することも、ベネフィットを考えやすくなる方法ですよ。
年齢や性別の他に、趣味や特技・生活スタイルなど、とにかく具体的に設定しましょう。
このような具体的な誰かのことをペルソナと言います。実際に周りにいる人でも構いませんし、自分で好きに設定しても良いですよ。
その人に向けて商品をおすすめするイメージで、ベネフィットを考えていきましょう。
ペルソナについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
自分の実体験を元にする
もしもその商品を使ったことがあるのなら、自分の実体験からベネフィットを考えるのも良いですね。
あるは自分がその商品を欲しいと思っているなら、どんな未来が訪れるか想像しやすくなります。
「自分はこの商品でこんな未来を得られた!」という具体例は読者の心に響きやすいですよ!
もしくは自分が欲しい商品である場合も、どんな未来が得られるか想像しやすいですよね。
「自分のこんな悩みを解決してくれる商品」ということが明確になれば、ベネフィットも考えやすくなるでしょう。
まとめ
今回はメリットとベネフィットの違いをご紹介しました。単語だけを聞いてもイマイチピンと来ないですよね。
メリットはその商品に関する事実・情報を指しています。一方、ベネフィットはその商品で得られる未来や解釈を意味しています。
メリットを並べることは誰でも簡単にできますが、ベネフィットは難しく思えるかもしれません。
でも、ベネフィットを提示してあげることで読者は自分の未来を想像しやすくなるんですよ。それが成約率にも繋がってきます。
商品を紹介する時はメリットだけでなく、ベネフィットも提示できるように心がけましょう。
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