こんにちは、週末WEBライター講師の山崎です。
WEBライターとして特に気をつけなければいけないことに、コピーコンテンツが挙げられます。
「コピペなんてするわけない」とお考えの方がほとんどかと思いますが、実はコンテンツ同士が似てしまうことは起こり得ることであり、コピペしたつもりがなくても常にコピペ率をチェックしなければなりません。
この記事ではコピーコンテンツと判断されないために気をつけるべきことを取り上げ、コピーコンテンツを作成した際のSEO的リスクについても解説します。
事前にポイントを押さえることでコピーコンテンツによるトラブルを回避できますので、WEBライターを目指す方はぜひコピペチェックの癖をつけて下さい!
【WEBライターは要注意】コピーコンテンツとは?
「コピーコンテンツ」と聞いても、何をもってコピーコンテンツと呼ぶのか定義は曖昧なところ。
もちろん他サイトの記事を丸々コピペするのはコピーコンテンツに該当しますが、下記のようなケースもコピーコンテンツと認識されます。
- 語尾や単語を少し変えただけ
- 複数のサイトから情報を張り合わせただけ
- 他サイトの記事を引用し、参照元を明記しない
最初の2つは、特に悪質と考えられるコピーコンテンツ。後に紹介するペナルティを受ける可能性も十分に考えられます。
また他サイトの記事を引用する場合には、必ず引用であることが分かるようにし、引用元を明記しなければなりません。
インターネット記事であれば、URLを明記するか、リンク設定を忘れずに行うようにしましょう。
コピーコンテンツを避ける方法
同じテーマに関する記事がたくさん存在すると、どうしても記事の内容が似通ってしまうことがあります。
あまりにも記事の内容が類似すると、無意識の内にコピーコンテンツを作るということにもなりかねませんので、ここではコピーコンテンツを回避する方法を身に着けましょう。
チェックツールでコピペ率を判定する
最も確実な方法は、専用のチェックツールを用いてコピペ率をチェックすること。特に有名なものとしては『Copy Content Detector』が挙げられます。
Googleは、たとえ同じ情報だとしても構成や言い回しが異なればOKと公表していますが、それでもコピペ率は低いほうが安心。目安は下記の通りとなります。
- 0%~40%:◎
- 40%~50%:◯
- 50%~60%:△(改善したほうが良い)
- 60%~100%:×
理想としては25%~40%ほど。25%を下回ると、読者のニーズに応えていない見当違いのコンテンツであるという、また別の問題が考えられます。
引用を明確にする
記事の内容によっては、他サイトから情報を引用したいというケースも考えられるでしょう、その場合には、下記のように正しいルールにのっとって引用を行うことが大切です。
- 記事との関連性が明確であること
- 引用であることが明確であること
- 引用元の文章に手を加えないこと
- 出典元(機関名やURL)を明記すること
ワードプレスなどの入稿画面では“blockquote”や“cite”といったタグを活用することで、引用部分と本文の差別化を図ることができます。
引用は多すぎても意味がありませんので、根拠として引用が必要な箇所に留め、文章全体にの1割程度を目安にして下さい。
オリジナル性を出す
コピペ率を下げるためには、他の記事にはないオリジナルコンテンツを盛り込むのも効果的です。
オリジナル性はSEO対策としても非常に有効であり、他記事とコンテンツが似ていれば、オリジナルコンテンツがあるだけで検索順位が上がりやすくなる傾向にあります。
独自のインタビュー、レビュー、データなどは「一次情報」として情報価値も高いので、ぜひ積極的に活用して下さい。
コピーコンテンツがもたらすSEO面でのリスク
わざとにしろ無意識にしろ、コピーコンテンツを作成するとSEO面で様々なペナルティを課されることとなります。
場合によってはサイト閉鎖に追い込まれる可能性もありますので、コピーコンテンツがいかに危険なものかを認識しておきましょう。
検索順位が下がる
コピーコンテンツと判断された記事は、ペナルティとして検索順位が下がりやすくなってしまいます。
場合によっては自分が書いた記事が他の人に真似され、オリジナルであるはずの自分の記事がコピーコンテンツと判断されているケースもなくはありません。
なかなか検索順位が上がらない場合にはあらためて検索上位の記事をチェックし、コンテンツがかぶっていないかチェックしてリライトを行いましょう。
検索画面に表示されない
明らかに他記事のコピーコンテンツである場合や、狙ったキーワードがビッグキーワードの場合には、検索画面に表示されないという可能性も考えられます。
特にビッグキーワードの場合、検索上位は企業サイトなどの競合が多く、コピーコンテンツであれば当然勝ち目もありません。
似たようなコンテンツの場合、どうしてもドメインパワーの強いサイトが検索上位に上がりやすいですので、やはりオリジナルコンテンツを盛り込むことが重要です。
ブラックハットSEOとしてペナルティを受ける
あまりにもコピーコンテンツを量産していると、Googleから「ブラックハットSEO」と見なされ、最悪の場合サイト閉鎖などのペナルティを受けることがあります。
「ブラックハットSEO」とは不正な手段で検索上位を狙うもので、主に2000年代に多く見られた方法ですが、現在ではほぼ通用しません。
寄稿しているメディアにも多大な影響を与えることとなりますので、コピペ率は高くならないよう十分な配慮が必要です。
WEBライティングではコピーコンテンツのチェックが必須!
記事が溢れているインターネットでは、時に記事の内容が似通ってしまうのは仕方ありません。
しかし何もチェックせずに記事を投稿し続けると、知らず知らずのうちにGoogleの規約に違反し、何かしらのペナルティを受ける可能性も考えられます。
ご自身の運営するブログならまだしも、寄稿先のメディアに迷惑をかけることになると契約にも大きな影響を与えかねません。
WEBライティングの際は必ずコピペ率をチェックしてから記事を納品するよう徹底し、コピーコンテンツによるトラブルを回避して下さい!
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