こんにちは、週末WEBライター講師の山崎涼です。
SEOライティングを行っていると「共起語が大事」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
確かに共起語は正しく使うことで効果的なSEO対策となりますが、使い方を誤ると逆効果にもなりかねません。
この記事では、「共起語」という言葉の意味を改めて確認した上で、SEO評価にもたらすメリットや注意点、さらに無料で利用できる便利な検索ツールを3つご紹介します。
共起語を調べることで読者ニーズが明らかになり、検索順位を上げることもできますので、SEOライティングを目指す方はぜひ参考にして下さい!
ライティングに欠かせない共起語とは?
WEBライター初心者だと、「共起語」と言われてもあまりピンとこない人が多いでしょう。
そこでまずは「共起語」の定義、さらによく似ている「関連キーワード」や「サジェストワード」との違いについて解説します。
共起語の意味とは?
「共起語」とは、簡潔に言うと「特定のキーワードと同時に出現することが多い単語」です。
例えばキーワードが「海外旅行」の場合、共起語としては下記のような単語が上げられます。
- 旅行
- 英語
- 海外
- ツアー
- 情報
- 留学
- 日本
いずれも、海外旅行とは非常に関係性の高い単語ばかりと言えるでしょう。
言い換えると、共起語とは特定のキーワードについて解説する際に、セットで用いられやすい単語と定義することができます。
共起語と関連キーワードの違い
共起語とよく似ている言葉として「関連キーワード」がありますが、両者は似て非なるものです。
関連キーワードとは、特定のキーワードから連想されやすい単語のこと。例えば先ほどの「海外旅行」で言えば、下記のような単語が関連キーワードとなります。
- 費用
- おすすめ
- ランキング
- 行ける国
Googleで何か検索した際に、検索画面の下部に「他のキーワード」と書かれたリストを見たことがある人も多いでしょう。
関連キーワードは、検索エンジンがユーザーとの関係性が高いと考えて表示する単語で、ユーザーが本当に知りたいことを特定する役割を果たしています。
共起語とサジェストワードの違い
共起語と似ている単語としては「サジェストワード」も挙げられます。
サジェストワードとはキーワードとセットで検索されやすい言葉のことで、Googleだと検索窓に表示される予想ワードを指します。
例えば「海外旅行」のサジェストワードは、下記のとおりです。
- いつから
- 保険
- 英語
- おすすめ
- 費用
いずれも他のユーザーが何度も検索しているワードであり、ユーザーが入力すべき単語を考えたりキーボードを打ったりする手間を省く効果があります。
【SEO対策】共起語を検索するメリット
SEOライティングでは、共起語を事前に調べることでSEO的評価を高めることもできます。
ここでは、なぜ共起語を調べることがSEO対策の一環となるのか、主な理由を2つ解説します。
- 検索意図を読み取るヒントになる
- 情報の網羅性が上がる
いずれもSEO対策の基本ともいえるポイントです。共起語を調べながら、読者がどのようなニーズを持っているのか汲み取っていきましょう。
検索意図を読み取るヒントになる
共起語を調べることで、ユーザーがどのような目的でキーワードを検索したのかという検索意図が読み取れるようになります。
例えば「海外旅行」の共起語からは、下記のような検索意図を読み取ることができます。
- 英語:海外旅行に役立つ英会話を知りたい
- ツアー :大手旅行会社のツアー内容を知りたい(比較したい)
- 情報:海外旅行に行く上での注意点を知りたい
- 日本:日本から海外旅行に行く手段や時期を知りたい
共起語から検索意図を洗い出すことで、読者が本当に知りたいと思っている情報を記事に盛り込むことができます。
読者満足度が上がれば、必然的に検索順位も徐々に上がっていくことでしょう。
情報の網羅性が上がる
共起語を記事中に数多く含めることで、読者に届く情報量を増やすことができます。
これはSEO対策において「網羅性」と呼ばれ、検索順位を決定する大切な要素の一つと考えられています。
ただし、ただ共起語を記事中に散りばめればよいということではありません。読者の検索意図に基づき、あくまで自然な流れで共起語を盛り込んでいくことがポイントとなります。
【無料】初心者でも簡単な共起語検索ツール3選
共起語の調べ方は、いたってシンプル。専用のツールを利用することで、初心者でも簡単に共起語を検索することができます。
ここでは無料&会員登録不要であることを条件に、数ある共起語検索ツールの中からおすすめのツールを3つご紹介します。
いずれもキーワードを入力するだけで、共起語のリストを表示してくれます。使い方は非常に簡単なため、初心者でもあっという間に使いこなせるでしょう。
1.共起語検索
共起語検索ツールの中でも、特に定番とされているのが『共起語検索』。会員登録は不要で、キーワードを入力するだけで共起語リストやボリューム数が表示されます。
抽出対象となるのは、Googleの上位30サイト。共起語を上手に記事内に取り入れれば、検索上位を狙うことは十分に可能でしょう。
2.共起語分析ツール
共起語のボリュームを視覚的に知ることができるのが『共起語分析ツール』。
キーワードを検索すると共起語がのリュームに応じた大きさで表示され、各単語がどのくらい重要な共起語であるかが一目瞭然です。
文字が小さい単語も拡大表示でき、無理なく細かいニーズを汲み取ることができます。
3.Find Word
自分が書いた記事に足りない共起語を調べる際には、『Find Word』が便利です。
「調べるURL」の欄に記事のURLを入力すれば、記事にどの共起語が足りていないかが一目瞭然です。
不足している共起語を追加すれば、網羅性をアップできるだけでなく読者ニーズを満たせる可能性も高くなるでしょう。
共起語を使用する注意点 | 不自然な文章はSEO対策として逆効果
共起語は正しく記事内に盛り込むことでSEO的効果を期待できますが、なんでもかんでも盛り込めば良いということではありません。
無理やり共起語を詰め込むことで不自然な文章になると、読者からの満足度やSEO評価も必然的に下がることとなります。
共起語は調べれば良いというものではなく、調べた上で読者ニーズや網羅性を意識することで初めて効果が表れます。
ぜひこの記事を参考に、読者の検索意図を考えながら上手に共起語を活用してくださいね!
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